常識なんてない方がいいから今すぐかなぐり捨てろ
今までいろんな職場で働いてきて知った、諸先輩方と簡単に仲良くなれる鉄板の話題の一つに
「どんな人とは付き合いたくないか」
というのがあります。
社畜として個を殺して生きるモブの娯楽に”悪口”は欠かせないもので、その悪口を存分に吐き出せる話題として有用なんですね。
最近、ホストの帝王ローランドとか、映画館でどうしても我慢できず密かにコップに排尿しちゃうスーパー編集者箕輪厚介とか、毎年元日に一流芸能人っぷりを見せつけてくるGacktとか、いわゆる”成功者”たちの本をよく読んでるんですけど、全員にひとつの共通点があるんですよ。
それは、常識がないということ。
よく、常識ない人だけはナシだわ〜とか言いますけど、社会的に大きな成功を掴んでる人達って一様に常識外れなんですよね。
”普通”なら絶対避ける道を通る、”常識的に考えて”言えない様なことを言っちゃう、空気なんて読まない、忖度とかまず読むのからして無理なんじゃないかなってくらい自己中心的。
そういう人が、自分の望む道を突き進むことができる。
特にやりたいことが無い、考えるのもめんどくさい、決まった時間に起きて働きたまにおいしいものを食べられればいい、
それもいい生き方と思います。
楽だし、何も産まなくていいし、苦労しなくていい。
その道で生きていくなら、人より目立たず飛び出さず居る為にも、万人が思う常識の枠内で生きないと面倒が増えちゃう。
だから無難に生きる。
全然いいでしょう、誰だって転ぶのは嫌だし、私だって結局無難な生き方を選んでる。
きっとほとんどの人がそう。
けど、自分で勝手に作った常識を振りかざして、「常識ない人はちょっとね〜」なんて批判するのは失礼過ぎる。
見えないルールに縛られる人と何にも囚われていない人、なまこが好きな人と嫌いな人くらい相容れなくて当たり前なんだから、「人として駄目」なんておかしな理論なんですよね。
常識なんかなくていい、人に迷惑をかけてもいい、大切なのは「自分の行動に責任を持つこと」。
常識外れの成功者たちは、誰もやらない事をしたがり周りの人も巻き込んで迷惑かけて、時にそれがとんでもなく悪い方向へ向かうこともあるけど、全ての行動に責任を持ってるんです。
自分のせいで起こった事は、自分の力で収集をつける。
常識なんかよりずっと大切なことです、自分の人生に責任を持つって。
挨拶しない人、非常識と言われがちだけど、やることやってりゃいいじゃない。
遅刻ばっかりする人、遅れを取り返すような働きを見せればいいじゃない。
食べ方が汚い人、後始末をきちんと出来ればいいじゃない。
人間、責任感だけきっちり持っていれば、世間が押し付ける常識なんて無視して動いて構わない。
迷惑だってかけまくっていい、尻拭いさえ自分で出来れば。
尻拭いまで人にさせてしまったとしても、その分誰かの尻を拭えれば。
自分の後ろに歩いている人がいる、
それを意識して歩くってことが、責任感を持つってことなんじゃないでしょうか。